AmazonよりBOOKOFF。
昨日、なんとなく読書についてつらつら書いた。
そんな読書してないけれども、気が向いたので書いてみたけれど、どうも一般論の域を出ないものになってしまったと思う。
今日、ブックオフから本が届いた。
100円とかで学術書レベルの本が手に入るのはうれしいもので、Amazonよりも便利なのではないのかと思っている。
それに1500円以上買った場合は送料無料である。
ただ本が届くのに2日ぐらいかかってしまうことは欠点だろう。
この夏にいろんな専門の人と話すことが大きな刺激になったので、楽しみだ。
こうして安価で本が手に入るというのはなかなかにありがたいものだ。
それに中古書の利点は、前の所有者の足跡が残っているところだろう。
おかげで初学者にとっては良い標になっているので、とっかかりやすい。
フリマアプリが流行っていることに象徴されるのかもしれないが、今は大量生産大量消費から個別生産個別消費の時代への転換点なのかもね。
徐々に個別ニーズに合わせたものへと重心を移していく中で、大量生産ゆえに余ったものが出回っているのか。
もしかしたら将来的にはひとりひとりに合わせたものばかりが売られている世の中になって、中古なんて概念はなくなってしまうのか。
たしかにAさん向けに作られたものは、Aさん以外には適合しない(もしくは一部の人のみ)し、それらを中古販売業者が抱えたところで在庫にかかるコストが増えてしまう。
ひとりひとりの好みに合わせていくような世の中になって、今よりもずっと市場が細分化されていけば、極端な話、マーケティングなんて必要なくなるだろう。
それだけサンプル数が少なくなって、普遍性がなくなればという話だけれど。
ただそうは言っても、今僕は世界中で売られているであろうユニクロの服を着て、世界中で売られているVAIOでこの文章を書いている。
徐々に変わっていはいくだろうけど、そんな急には変わらないだろうなと常々思っている。
今、ドラッカーの「ポスト資本主義」を読んでいる。
この本は“社会における知識の扱われ方”という観点から社会の変動を分析している本(まだ序盤だから全体の要約ではない笑)なのだけれど、
これまで
「火を使うようになりました」「電気を使うようになりました」「人力以外の力を得るようになりました」「いろんなことを知れるようになりました」「情報伝達スピードが速くなりました」ぐらいにしか思っていなかった。
ただこの本はそれぞれを“知識”という軸で貫いて分析しており、実に面白い。
“知は力なり”か。
2016.10.03
こばやし